「ムーミンバレーパーク」、アニメ「ヤマノススメ」の舞台である飯能市の自然を守ろうとしています。
メガソーラー設置予定地は「ムーミンの作者、トーベ・ヤンソン」との交流から生まれた市営公園がある里山、17haです。
(東京ドーム約4個分)飯能市が月10万円で事業者に貸出し、メガソーラーが建設される予定です。
私たちはこの自然豊かな土地を、子どもたちに残したいのです。
どうかお力をお貸しください。
ネット署名はこちら! http://chng.it/n9QHbNjP

4月28日付文化新聞 

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4月28日付文化新聞

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4月28日 文化新聞より
世界に飛び立つプロサッカー選手 飯能から輩出めざす
飯能インターナショナル・スポーツアカデミー
サッカー選手育成支援施設計画

 飯能市南方の阿須地内の山林「阿須山中(やまなか)」を計画地に、サッカー場と付帯事業としてソーラー施設(4工区)の整備事業が「一般社団法人飯能インターナショナル・スポーツアカデミー」=以下、飯能アカデミー=(飯能市稲荷町、木下聡一郎代表理事)によって進められている。また阿須山中計画地周辺の事業者と協力して計画地東側の県道二本木飯能線を起点に、計画地付近まで延びる新たな道路が姿を現した。新道の開設は完成後のサッカーグラウンド、既存のラジコンサーキット、ドッグラン(計画中)などへのアクセスとともに、周辺(三王塚)住民の生活利便の向上を目的としたもの。新道は、6月末の開通予定。

 飯能アカデミーが推進している計画は、阿須山中の山林約17ヘクタール(東京ドーム約3.6個分)に公式戦が可能な縦100メートル以上、横68メートル以上の天然芝サッカー場と発電能力約2MW(メガワット)のソーラー施設4工区の整備。ソーラーの売電収入で、サッカー選手を育成するサッカーグラウンドや雨水処理施設、グラウンドへの進入路などの造成費用や運営費を賄う。
 計画地の阿須山中は、県道二本木飯能線と県道富岡入間線が交わる阿須交差点の南西方向に位置。計画地の北側を唐沢川が東西に流れ、南側の一部は入間市に接している。
 阿須山中の土地は、市と市土地開発公社の所有だが、公社分の土地について市が買い戻しを進めており、予定では令和3年度には買戻しは終了する。
 市は平成29年度、この未利用地の阿須山中17ヘクタールの土地について、民間と賃貸借を結ぶことで市の財源を確保し、地方創生の取り組みを推進しようと、29年に制度化した「市有資産に関する民間事業者提案制度」に基づき、阿須山中の活用方法の提案を募る「阿須山中土地有効活用事業」を実施。
 その結果、世界的な有名クラブの権利を活用したサッカーグラウンドの施設において、ジュニアからユースを対象とした10代の選手育成を目的とした地方創生事業と林開発造成費用や運営費を捻出するために付帯事業として太陽光発電ソーラー発電事業を実施するというもの。
 飯能アカデミーの提案の中でボカ・サッカークリニックを土曜夜に美杉台運動公園グラウンドで2回実施した際にも、参加者の中には、山梨県甲府市や栃木県佐野市小山市、都内からも多くの子どもたちが来飯したデータもある。メッシやマラドーナのような世界最高のサッカー選手を育成・輩出するアルゼンチンの育成方法を子どもたちに体験させたいという保護者の関心の高さが分かる。
 そのような機関と環境を飯能に構築することで、世界に通用するサッカー選手を飯能から輩出する(ひとづくり)、世界的なクラブエンブレムを付けた地場物産品(ものづくり)、グラウンドや維持管理などで雇用創出を図る(仕事づくり)などを提案した飯能アカデミーの今回のプランが採用された。
 飯能アカデミーの代表理事木下氏は、スポーツ復興くじ(toto)の立ち上げメンバーに参画、ドコモ、au、jIphone(現ソフトバンク)で海外のサッカーニュースを配信する携帯公式サイト「超ワールドサッカー」をスタート。2002FIFA WARLD CUP KORIA /JAPAN大会開催時には「超ワールドサッカー」を20万人を超える国内トップのモバイルサッカーサイトに成長させた。この時に海外の有名クラブの人脈を構築、木下氏はこの海外サッカーの人脈を活かして、地元飯能でサッカーの若手選手を育成し、海外クラブに送り出す機関として、飯能アカデミーを5年前に立ち上げた。
サッカー選手育成事業に育成の場(インフラ)は必要不可欠。そのために社団設立時から自前のサッカー専用グラウンドの設置場所を探していた。そのような中で、市が阿須山中の有効活用につながる事業提案を民間事業者から公募していることを知り、名乗りを挙げた。
 アルゼンチンで最大の人気を誇る世界のサッカー強豪クラブ「ボカ・ジュニアーズ」のスクール権利を保有するボカ・ジャパンと協力(ボカ・ジャパンの役員は、社団の理事にも就任)し、飯能アカデミーはボカ・サッカースクール飯能校を開校するとともに同クラブチーム「ボカ飯能ジュニアユース」も創設。前年度、同チームは埼玉県クラブユース(U―14)サッカー選手権大会サテライトトーナメント(出場39チーム)で準優勝の成績を残している。

阿須山中のグラウンドについては、そのボカ・ジュニアーズを冠にしたボカ専用の施設とするが、飯能市スポーツ少年団や中学・高校などのサッカー部、阿須地域のスポーツイベントなど一般にも貸し出す考え。グラウンドに使用する天然芝については、日本製ではなく、渇水、気温差、踏圧に強い米国製の「TAHOMA31」という品種の芝を敷く。
 新道建設計画や工事については、阿須住民の利便性の向上や阿須自治会館横の飯能市公道沿いに点在する施設利用者の現地へのアクセスをテーマに阿須山中に土地を所有する造園業者、唐沢川沿いにあるラジコンサーキット運営会社、地権者で組織された「阿須山中活性化推進委員会」(加藤廣志委員長)が担当。その阿須山中活性化推進委員会に飯能アカデミーも参画。
 新道案は4案あったが、最終的に赤城神社南側から進入、唐沢川に新たに架橋して住宅地(三王塚)が終わったところで市の公道に接続させる。その公道沿いにあるドッグラン、そこから約400メートル地点のラジコンサーキット場、また200メートルほど進んだ場所に建設するボカ・専用サッカーグラウンドを結ぶルートで落ち着いた。県道二本木飯能線から計画地に向かって延びる新道の延長は約380メートルで、幅員は6.5メートル。途中、唐沢川を右岸から左岸に渡った後、既存道に合流する線形で築造が進む。用地はすべて民地で、工事の進捗率は60%ほど。
 同活性化推進委は、阿須自治会館で新道案の説明会も実施。「現状の公道は狭いので、地域住民以外の方や工事車両の通行は反対」「土日、祝日にマウンテンバイクや奥のレースイベントに行く車がすごい勢いで通るので危ない」などといった意見が出た。同活性化推進委が計画した新道工事が進むにつれ、阿須自治会長からは「地域住民からは”明るくなった“と報告を受けている」。新道完成後は、マウンテンバイクや車を利用して関東各地から来飯するラジコンカーサーキット場のイベントへの参加者を通すことで、公道周辺の地域住民の安全性を保つこととした。
 飯能アカデミーによると、阿須山中に計画した施設の完成予定は令和4年4月。サッカー場は降雨時の調整池機能も備えており、20ミリ程度の時間雨量なら、グラウンド周辺に設ける側溝が雨水を受け止めるため、グラウンドは利用可能という。飯能市の過去43年間の最大降水量でもグラウンドが1.16メートル水没(最大で水没2メートルを溜めることが可能)する計算で、近年増大する豪雨にも対応できる。照明施設については飯能市のグラウンド用のナイター施設としては初のLEDを使用する。
 また、トイレは当初仮設とするが、試合観戦者数を計って最終的に浄化槽を利用した水洗の予定。水洗や天然芝の散水については井戸を掘って対応する。飲料は、ウォーターサーバーや自販機を設置する。
 試合や練習の観戦については、ジュニアユースなどの公式戦として土日2日間、平均開催を1日2試合と設定。ジュニアユース年代の試合は、自チームの対戦が終了すると保護者は会場から離れていくため、通常の公式戦で1試合あたり多くても観戦者は30~40人程度。そのためグラウンドエリア外周でのスペースで十分な観戦が対応できる。新型コロナウィルスの終息後においても、今までのような大会運営や練習環境もソーシャル・ディスタンスを考慮しながらのものになり、子どもたちにとってのサッカー選手育成環境としては格好の場になるとしている。

 

文化新聞引用ココまで

どんなに立派なサッカー場であろうとも、飯能市が「乱開発から自然を保護する目的」で取得した自然豊かな土地を年間120万円の賃貸料で破壊することは許されることではありません。

 近年増加しているメガソーラーによる土砂災害、起きた時にどう責任を取りますか?

飯能市、推進派の市議会議員は事業者負担としていますが土地を貸した飯能市も責任を免れません。あくまでもこの土地の所有者は飯能市です。
つまり、この事業に土地を貸すことは、飯能市民の責任でもあるのです。

また、質問が寄せられましたのでお答えしますが、「メガソーラーの収益は一銭も飯能市には入りません。」収益が(あったとしても)、『地元飯能でサッカーの若手選手を育成し、海外クラブに送り出す』サッカープレイヤー育成のため」に使われます。