「ムーミンバレーパーク」、アニメ「ヤマノススメ」の舞台である飯能市の自然を守ろうとしています。
メガソーラー設置予定地は「ムーミンの作者、トーベ・ヤンソン」との交流から生まれた市営公園がある里山、17haです。
(東京ドーム約4個分)飯能市が月10万円で事業者に貸出し、メガソーラーが建設される予定です。
私たちはこの自然豊かな土地を、子どもたちに残したいのです。
どうかお力をお貸しください。
ネット署名はこちら! http://chng.it/n9QHbNjP

しんぶん赤旗に掲載されました。

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新聞赤旗

自然宝庫壊すメガソーラー

埼玉県飯能市では、自然豊かな丘陵にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する計画が問題になっています。(埼玉県・沼田耕介通信員)

建設計画が問題に
同建設計画は、天然林の里山である同市阿須山中の約19ヘクタールの土地に、メガソーラーやサッカー場などを建設するもの。サッカー場は調整池の機能も備える予定で、上下水道や観客席は作らず、用地面積は約0.9ヘクタールのみ。メガソーラーが約9.3ヘクタールを占めます。市は70%の樹木の伐採が必要と説明。35万立方メートルの土砂移動が想定されています。

南向きは一部
市は2017年に「阿須山中土地有効活用事業」として民間に事業を公募。「飯能インターナショナル・スポーツアカデミー」を選定し、年間120万年で賃貸借契約しました。
 建設反対運動をしている「加地丘陵の自然を考える会・飯能」メンバーの榎本孝次さんは、メガソーラー建設予定地の多くは北向きで、南向きは一部しかないと指摘。「北向き斜面はいくつもの沢があり、降雨後にはかなりの水量になる。南向き斜面のすぐ先は(埼玉県)入間市に隣接しており、自然観察区域に指定されている。」と解説しました。
同会の長谷川順子代表は、開発区域には 県が絶滅危惧Ⅱ類や準絶滅危惧に指定している貴重な植物も植生していると指摘。林地開発で土砂崩れのおそれもあり、ふもとの住民の生活に危険がおよぶと批判し、「何か起きたら責任は事業者にあると市は言っており、すべて押し付けるつもりだ。反対署名を市長に渡すとともに、地元のみならず市民に開かれた説明会を求めていく」と話しました。

開発業者任せ
日本共産党滝沢修市議は、開発区域の大半が20億円をかけて土地開発公社から買い戻した土地であるにもかかわらず、工事の内容や方法はすべて開発業者任せで、市は全く責任を負ってないと告発。「市は、開発の目的は地方創生だというが、サッカー場はスポーツアカデミー専用で一般市民が利用できない。事業の中心はメガソーラーだ。地方創生と称して一事業者に開発させる。これが地方創生にあてはまるわけがない。」と断じました。