飯能市 阿須山中に造られるメガソーラー(太陽光発電事業)とサッカー場について
場所 飯能市阿須山中
どんな場所?
ほぼ北向き斜面。
多くの絶滅危惧種の生育が確認されており、豊かな生態系が広がる。
上空からの写真を見ていただいてもお分かりになるように2本の沢があり、ここを埋めて平らにする。
35万立方メートルの土砂移動を伴う、大工事。
地盤は、ゆるく、保水力が高い。土壌調査においても、「盛り土造成は慎重に」と指摘されるほど。
サッカー場について
〇メガソーラーを建設するには、調整池を設けることになっています。その調整池の底に造られます。
〇事業者は、サッカー場を「豪雨の際は調整池なので使えないが、地震の際には避難場所として」使える と、言っていますが、周りは法面で囲まれ、半分は盛り土を造成した土地です。
メガソーラー(太陽光発電)について
〇よくいただく質問ですが、太陽光発電事業による発電収益は飯能市には一銭も入りません。事業者の「サッカークラブ運営費」と62億円の施工費として使われます。
〇調整池がサッカー場になります。つまり、17ヘクタールのうち、0,9ヘクタールはサッカー場が11ヘクタールがメガソーラー、残りが残地森林となります。サッカー場といっても、メガソーラー施設のための調整池なのですから、開発地すべてが太陽光発電システムとも言えます。
疑惑について
〇阿須山中土地有効活用事業者公募要領には
(3) 応募の制限
次のいずれかに該当する事業者は、応募することができません。
カ 経営が健全性を欠く(直近過去3年間の決算が債務超過、純損失、キャッシュフロー赤字の全てに連続して該当(応募グループの場合は応募グループを構成する法人の全てが該当)する状況)と認められる者
とありますが、事業者は設立3年未満でした。そもそも、応募資格がないのでは?
〇審査の過程が不透明
当会が開示請求した、選定委員会名簿、選定委員会の議事録です。
また、当会が市に出した質問に対する答えも納得できるものではありませんでした。
〇都市開発法に違反の可能性が指摘されている
1haを超える建造物(今回の場合はサッカー場)は都市計画法に基づく許可を受けなければいけませんが、事業者は0,97haで申請を出しています。
サッカー場の法面を加えない、サッカー場(調整池)につながる道路を、「調整池点検用」道路、サッカー場への進入道路 とわけて申請しています。
〇開発地は20haを超えるのでは?
20haを超える開発の場合は、「環境アセスメント」の対象になります。
「環境アセスメント」逃れの為に、20haを超えないようにメガソーラー施設の進入道路を別事業と主張しています。