「ムーミンバレーパーク」、アニメ「ヤマノススメ」の舞台である飯能市の自然を守ろうとしています。
メガソーラー設置予定地は「ムーミンの作者、トーベ・ヤンソン」との交流から生まれた市営公園がある里山、17haです。
(東京ドーム約4個分)飯能市が月10万円で事業者に貸出し、メガソーラーが建設される予定です。
私たちはこの自然豊かな土地を、子どもたちに残したいのです。
どうかお力をお貸しください。
ネット署名はこちら! http://chng.it/n9QHbNjP

11月29日13時より阿須自治会館にて住民説明会が開かれました。

先日11月29日13時より阿須自治会館にて住民説明会が行われました。

当会では数名が会場外で傍聴させていただきました。

■出席者
50-60名の方の阿須地区の住民の方(以下 「住」とさせていただきます)

飯能インターナショナルスポーツアカデミー:木下氏
大和リース(株)(事業請負業者):古沢氏
阿須山中活性化委員会委員長:加藤氏
飯能市担当職員(25名ほど)
滝沢市議会議員
新井重治市議会議員



飯能市は今まで「地元民から反対の声はない」としていましたが、この説明会では反対の声ばかりでした。
3時間超の説明会は、この事業の不明点や疑問点を更に浮き上がらせて異常さをより際立たせるものとなりました。

埼玉県の林地開発許可は

「開発区域の多くが飯能市有林であり、かつ、市の土地有効活用事業による開発行為であることに鑑みて、次の事項について飯能市と事業者が協力し、地域の理解の促進に努めるよう促すこと。 」を付帯条件にやむなく許可されました。
守られてない事が11月29日の説明会で露呈した今、埼玉県は林地開発を取り消すべきではないでしょうか。

 

以下、当日の模様です。


質疑進行をした阿須自治会長が、始めに「多くの質問を受けたいので、答弁(市、アカデミー、大和リース)は簡潔に、事業内容、経過等の説明はナシでお願いします」と。

 質問に入る前に、アカデミー(木下氏)と取り付け道路の活性化委員会(加藤氏)から、「今回の事業は、イーゲートとは何の関係もない」という説明がありました。
また、市は急きょ、唐沢川の整備をすることを決めたそうで、その説明を青田産業環境部長より。
「工期は来年の梅雨前に、予算は1200万」と市から返答。
住「5年でまた埋まる」の指摘に
市「その時点で、考えます」
住「年間120万(の賃貸料10年分を)、5年で使うよ。」
 
また、
住「阿須山中にサッカー場を造るメリットはあるんですか?
 森林審議会の議事録では落合会長『これだけの大きな面積のソーラーがあった場合、しかも最近の豪雨で水が出た時には、サッカーグラウンドには実際問題として相当の土砂が出て来ざるを得ない・・サッカーグラウンドとしてどうなのか、という疑問を現地で思った。ただ、これは、あくまでも調整池です、ということなので、造る側の問題なのかな』との発言があった。
このあとも、審議会のみなさん、心配して、『メンテナンスにお金がかかるんじゃないか』『使えなくなるサッカー場だ』等言っている。
でも、森林審議会では『条件さえ合っているので、一応許可せざるを得ない』と。そんなところで、ボカの優秀な選手たちを練習させるのは、すごい可哀そう。TVで一生懸命練習してるのを見た。努力しちゃんと結果も付いてきている。それなのに、そんなサッカー場、作るんですか?」(大勢の拍手)
木下氏
「そのTV映像は岩沢グランドで、少年野球の内野位の広さ。基本、サッカー場の広さは・・(会場から質問に答えて!の声)・・照明の苦情が美杉台では出ていて、阿須の山中であれば、周辺には地域住民の方はおりませんので(会場から苦笑)隣接すると言う意味で・・あそこでやらせてもらうメリットとしては、駅から近いってことがある。天然芝で怪我も少なく(ここでまた、会場から質問に答えろの声)実際にメンテナンス代として、年間400万位見てます。」
等々のやり取りのあと
会場からは「デメリットだけじゃないか」の声。
木下氏が「阿須山中にしっかりとしたグラウンドを造りたい」と言うと、
住「サッカー場が目的なんだから、他のところにサッカー場造ればいいじゃない!なんで、こんなでっかいメガソーラーを造って、サッカー場を造んなきゃならないの?!」(拍手)
 
ここで、新井企画部長が出てきて、阿須山中の有効活用について話し出す。

住「そんなことわかってる!」「1200万かけて、やるんでしょ川掃除。5年で1回やるなら赤字じゃない。今のまま残しといて、自然(?)で使った方がよっぽど利益がある。」等々。
新井部長は平然と「太陽光発電の施設とサッカー場による固定資産税も入ってくる」
住「固定資産目当てなの?!」
新井「これは、今のところ具体的な数字は言えないが、固定資産目当てではない。あくまでも飯能市の地方創生のために使わせて頂きたい。」
 住「自然のある飯能がいいから、人が入ってくる。メガソーラーだらけの市になったら、誰も来ない。事故が起きたとき、家が流された時、飯能市は補償してくれるの?」

新井さん「この工事が原因で災害になるんであれば、それは、工事事業者の方で、実際に、工事に痂疲があった場合には、その工事の施工主。」
 
住「木下さん、どのくらいの売り上げがあって、利益出てるんですか?
私が見る限り、サッカー場そんな利益が出ると思えない。そんな人にそんな補償できるわけない。木下さん、どうですか。」
木下氏「まあ今の、通常的な飯能インターナショナルの経営状態っていうのはマイナスはではないけれどもとんとんでやっているというようなところ。」
住「そういうとんとんでやってる事業者を使って、こんな60億もの事業をやらせるなんてのはひどい話だよ。補償できるわけがない。」
「会長って、観音寺のご住職でしょう。今日、いらしてないじゃない。」
「新井さん、サッカー場を造りたいのが木下さんの目的でしょ。だったら、目的に対する手段として、サッカー場を造ればいい。名栗だってあるんだしさ。それをなんで市が、17㌶の全部使えって言って、メガソーラーを造らせる計画をする訳?サッカー場だけ造ればいいんだよ。子どもたちの夢ならサッカー場だけ造ればいいじゃん。駐車場も造ってやればいい。それでいいじゃない。」に大きな拍手。
「何十億もかけて、・・その方がよっぽど赤字だよ。名栗とか吾野とかに造ればいい。すり鉢状の調整池のサッカー場なんて、子ども達が可哀そうだよ!」に大勢が「可哀そう!」「可哀そう」の声。
地図を見せながら訴えたのが、「調整池と我々の家がこんなに近い。80m×100mが決壊したら、全部ここは調整池にり、流される。でこれが八高線のところまで行く。八高線のとこはトンネル(土手)。全部洪水ですよ。阿須全体が洪水になっちゃう。」
 
宮城県丸森町でメガソーラーの崩壊によって土砂災害が起こり、大和リースが事業撤退したことを住民の方が話すと、
古沢氏「丸森町でメガソーラーから撤退したのは洪水被害があったからではない。撤退したのは被害がある前。」
住「撤退したことには変わりない」
又、大和ハウス工業が4000軒に上る欠陥住宅を、建築してきたことで、昨年謝罪した事。大和リースが災害が起きないような施工をする。といったらしいのですが、「こんな欠陥住宅を造るようなグループ会社のいう事は信用できない」と
 
みなさんの一番の声は、調整池が崩れたら、すぐ下流の阿須の住宅は水害に見舞われる。メガソーラーの火災の心配もある。消火出来ない!と。

後半に続く

 

12月5日追記

ご存知だと思いますが、メガソーラで火災が起こった場合は、放水は危険です。夜は発電してないからいいですが、昼は感電の危険があります。消防庁に聞けば教えてくれると思います。」とのコメントを頂きました。

破損されたパネルも放電しているとの情報を頂いたこともあります。コメントありがとうございました。